家を購入するとなると、ほとんどの方はかなり慎重になって計画するものですが、賃貸となると「引っ越しが出来るから」「自分の持ち家でない」といった軽い気持ちを持つ人は少なくないようです。実は私も、安い賃貸住宅を借りる際は、まるで洋服でも購入するかのように軽い気持ちで借りた経験があります。その時は、たまたまオーナーさんが良い方だったのでなんの問題もなく借りることが出来ましたが、トラブルが発生してもめたというケースは後を絶たないようです。それで、賃貸物件といえども物件見学の際には必ず知っておきたいことがあります。いくつかありますが、ここでは7つのことを取り上げます。

その一つが、契約期間と契約更新についてですが、普通借家もしくは定期借家を確認し、そして契約期間がいつまでか、さらに更新手続きや更新料の有無も聞いておく必要があります。二つ目は、賃料のほかに管理費や駐車場代金や共益費の有無ですが、賃貸料金が安いので借りたものの、駐車場代や共益費がとても高くてびっくりした、という例も多くありますのでこの点も聞くべきです。三つ目に敷金や礼金ですが、敷金や礼金はいくら必要かを聞きましょう。四つ目に、禁止事項についてですが賃貸物件の中には石油ストーブを使用してはいけない、とかバイオリンやピアノなどの禁止を決めているところがありますのであらかじめ聞いておくべきです。
五つ目に、ペットの飼育についてです。猫ぐらいは勝手に勝手もかまわないだろう、と思って黙って飼っていてばれてしまい退去命令を出された人もいますので、この点も聞いておくべきです。六つ目に修繕についてですが、物件見学の際にクロスやフローリングなどが汚れていた場合に、入居時にきれいな状態で借りられるかどうか、また退去時にきれいな状態に戻す必要があるかどうかも聞いておくべきです。そして七つ目ですが、周りの環境です。マンションやアパートなどの集合住宅などでは特に隣そして上の人の音や生活音が聞こえますので、周りにどんな人が住んでいるか質問しましょう。特に女性の一人暮らしの場合には、隣に一人暮らしの男性が住んでいる場合には危険を伴いますので、自分の身を守るためにも必ず調べておきましょう。賃貸物件に快適にそして長く住むためには、契約前にオーナーにいろいろと質問しておくことでトラブルを避けることが出来ますので、質問することをためらわないようすることは重要です。