不動産売却で知っておきたい注意点はいくつかあります。大きく分けると、7つのポイントがあります。まず1つは、不動産会社選びです。不動産会社選びをする場合、その不動産会社が何を得意としているのかをはっきりと調べた方が良いです。一戸建て住宅を売却する場合には、一戸建て住宅の売却を得意としている不動産会社を選ぶようにしましょう。

2つ目は、不動産会社に支払う仲介手数料がかかることです。不動産を購入するときにはお金がかかるため、仲介手数料のことを意識する人は多いです。しかし、不動産を売却する場合には基本的にお金は入ってくることばかり期待してしまい、出ていくお金のことを意識する人はあまり多くありません。特に不動産売却の初心者の場合には、後になってお金を支払わなければならないと聞き驚く人もいる位です。仲介手数料は、売却した不動産のおよそ3%と考えておけば計算しやすいです。そこに消費税が加わる形になります。
3つ目は、不動産を売却する時期です。不動産にも、売れやすい時期とそうでない時期があるため、いつが良いかを事前に確認しておきましょう。概ね、人が不動産を購入するのは新学期や新年度の前ぐらいになります。つまり、1月から3月ぐらいはよく売れる時期と言えるでしょう。この時期に売るためには、前年の11月位から十分な準備をしておくことが必要です。
4つ目は、ローンが残っている場合に売却できないケースがあることです。売却可能なケースは、売却する不動産の価格よりもローンの金額が少ない場合です。逆に、売却する金額よりもローンの方が多いとすれば、売却ができないためお金を借りるか売る時期を先延ばしするなどの対応が必要になります。
5つ目は、不動産物件でも価値の少ない物件があることです。例えば、昔に建築された住宅等の中に再建築不可の建物も存在します。この場合、二束三文でしか売却できないため、隣の家の住人と交渉して土地の1部を購入するなどの対策をして再建築可能な建物にして売却することが必要です。
6つ目は、査定をした場合でも、その金額通りに売れるとは限らないことです。不動産会社の中には、査定金額を高めに設定しているところもあります。腕の良い不動産会社ならば良いですが、ただ自分が契約を取りたかったので査定金額を高めにしている場合は1年以上売れないことも多いでしょう。その場合は、状況を見て価格を下げることも大事です。
7つ目は、登記を抹消しなければならないことです。この場合は、司法書士に依頼することが多いため、司法書士に支払う費用も確認しておかなければいけません。